社長のイメージ、傍から見て格好よい。
高級車を乗り回し、俗に言う「山の手」、というところに住んでお金持ち。
ステータスや社交性があり、レベルの高い人達との交流を楽しんでいて、
何でも自分で決められ、しかも自由。
イメージが一人歩きしすぎている。
実際に社長業をやってみると、そんなことは全くなく、どちらかといえば従業員のほうが派手な生活をしてるかもしれない。
そして経営者はいつだって孤独。
今後どのように売り上げを上げようか? とか、
プランを投入しようか、辞めようか? とか、
資金繰りをどうするか? とか、
人の問題だって考えないといけない。
最近話題になっている、有給休暇を必ず取得、この件だって実際に中小企業はいつだっていっぱいいっぱい最低限の人員で毎日をまわしているわけで、有給を取る側は嬉しい法整備かもしれないけど、穴が開いたところは経営陣が残って作業をするしかない。
だって、残っている人を残業させればその分人件費が増えるわけで、受注が増えたのであれば従業員に残業をさせたら良いわけだけれど、そうではない。
そんなわけで、いつも数々の諸問題を背負っていて、それを全て一人で決めないといけない。
創業当事の自分で決められる喜びはどこへやら、決めなくちゃいけないというプレッシャーとストレスが半端ではない。
成功する社長のイメージとして、明るくて社交的、快活、やる気が漲っている、リーダー的、などなどありますが、決してそんなことはなく、どちらかといえば、昔クラスでいつも隅のほうにいた、友達も少なく暗くて目立たなかった人の方が向いていると思う。
それはなぜかと言うと、孤独に強い(笑)
テレビアニメ「ワンピース」を一人感動したり、発売前の週間少年ジャンプにわくわく想像力を膨らませたりして、少年はやがて大人になり、自分の人生を歩き始める。
そんなわけで経営者はいつも一人ぼっちで孤独です。
それでも、人嫌いで友達が少ない地味な人、一人の時間がとても好きな人、個人的な見解ですがこのような人は経営者向きで、会社を続けていくことが出来るかもしれない。