独立起業をするに当たっての考え方、方法、進め方 夢への挑戦 第一話

夢への挑戦 第一話

まずは、あなたが本当にやりたいことと、できることは異なります。

例えばあなたが、全く畑違いのIT企業を格好よく始めたいといくら唱えてみても、十分な技術や経験、ノウハウも開業資金もないまま、いきなり起業はできません。
厳密には約30万円くらいで会社設立はできるけれど、経営が成り立ちません。
もちろん生活費も入ってこないため、バイトをしながら片手間でちまちまやるしかなくなります。
一年もするとそんな生活に疲れ果て、元のサラリーマンに戻ってしまう可能性は否めないです。

それでは仮に、あなたが2億円の現金を持っているとしたらどうでしょう?
そのうちの1億円をIT企業のための準備金として使うとしましょう。
毎日売り上げがなくても生活に困らないようであれば、サラリーマンを辞め、将来IT企業で生計を立てるための研究室を開設し、毎日の勉強でノウハウを習得し、自分の商品をつくり市場に投入、やがては売り上げ第一号につながるかもしれません。
それでも何年もかかります。


もう一例上げます。
たとえばあなたは5年間ラーメン屋の店員として働きました。
店主と引けを取らないくらいおいしいラーメンを作る技術、仕入先情報、ノウハウと接客テクニック、全て理解をしたつもりで独立をします。
開業資金は、この日のために蓄えたわずかな100万円と、残りは生活金融公庫からの借り入れ700万円です。
ここで当然ながら、借入れに失敗すれば独立開業はできません。

そしてやっと念願のお店がオープン、これから自慢のラーメンを提供できる喜びにあふれ、ばりばり働き、ばりばり稼ぐぞ、と意気込むあなた。
チラシ投入の成果や口コミなどで、オープン一週間はお客さんは来てくれるでしょうが、その後一ヶ月、二ヶ月、三ヵ月後のお客の入り具合、評判などはどうでしょう?

フランチャイズ比較

その間には家賃と人件費、仕入れ代金、使った広告宣伝費、水道光熱費等の請求書が届き、口座からは借入金の返済が自動で引き落とされ、開店から一年も経過すると、口座の残高とにらめっこの日々となります。
あなたの顔色はどんどんと悪くなっていき、やがてはあなたの自慢のラーメンも美味しくなくなっているかもしれません。

上記2例を比較、まとめますと、IT企業の売り上げは何年後になるかわからないわけですが、ラーメン屋は少なからず毎日お客が来て売り上げも立つわけで、お客の入りによっては単月黒字の月もあるかもしれません。
それでも元手2億円のうちの1億投入でIT企業を始めるほうが、借り入れでラーメン屋を始めるよりも、はるかに精神的負担が少ない、ということです。

まとめますと、万年黒字だから経営は安泰、というわけではありません。

次号へ続く

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